開院四周年記念企画「背中は語っている」
―― あなたは自分の背中を見たことがありますか? ――
<手順>
① 治療のどこかで企画に参加してみたい旨を院長に切り出してください。切り出しづらい企画かもしれませんので、「ほら、ホームページに載ってた、なんか、背中のアレ」みたいな切り出し方でも大丈夫です
② うつ伏せの治療の際に、お背中の写真をこちらのスマートフォンで撮影いたします
③ 治療後にお背中の写真をメールにてお送りいたします。問診表にメールアドレスを記載していなかった場合には、お教えください
④ 写真の中のご自身のお背中に表現を加えてください。表現は文字でも文様でもイラストでも構いません。カラーで大丈夫です。QRコードをお背中に貼り付けて動画や音楽を流していただいても構いません
⑤ お背中を紙と見立てていただいても、キャンバスと見立てていただいても、あるいはダンスホールと見立ててご自身の背中の上で踊っていただいても構いません
⑥ 出来上がりましたら、メールに添付して送り返していただければ。手書きの場合にはスキャンしてお送りいただくか、こちらでスキャンするので良ければ次回治療時に直接お渡しいただくのでも構いません
<提出したその後>
⑦ 特設ページ〝背中は語っている〟に掲載いたします。表現を施されていない元のお背中の写真も並べて掲載させていただく予定です
⑧ 掲載後の次回治療時に「開院四周年記念2回券」をお渡しいたします。記念期間の3月末日を過ぎてからのご提出の場合には1回券となります
<謝礼>
「開院四周年記念2回券」
(院長が現在準備している背中の読み方を解説した書籍(晶文社さま刊行予定)の中に引用・紹介させていただくことが仮にあった場合の掲載料もこれに含みます)
・相次ぐ物価高にたいするささやかな〝治療〟の一つとしても、患者さん方にご活用いただければ
<募集期間>
1月中旬~3月
(開院記念日は3月5日)
※ 提出期限は3月末日となります。4月以降の提出でも大丈夫ですが、謝礼は1回券となります
<注意事項>
・お背中の枠の中で表現は完結させてください。枠外に説明文・タイトル等は無しでお願いします
・提出後の修正・再送はお控えください
・文字数については一字でも何字でも構いませんが、掲載時のサイズがおそらくそこまで大きくはないので、あまり多いと読みづらくなるかと
・ページのイメージとしては「体験のことば」を参照いただきたく。書籍としては『本を気持ちよく読めるからだになるための本』(晶文社)を参照いただきたく
・掲載時のお名前については本名だとありがたいですが、仮名でも筆名でも構いません。イニシャルのみは不可とさせていただきます
・当院の治療をこれまでに三回以上お受けになられたかた限定とさせていただきます。これからでも大丈夫です
<院長より>
この国には昔から〝背中で語る〟というフレーズが出回っています。男は背中で語る ―― というような用法が多い気がしますが、性差の生じづらい部位こそが背中でもあります。性別や国籍や人種等にも縛られず、人体の中でもっとも広大な部位であるご自身のお背中とまずはご対面していただきたく……院長なりの読み方や診察法はありますが、まずはみなさんの方でご自身のお背中の語りに耳をすませてあげてほしいのです。背中はいったい何を語っているのでしょう? こんなに近い体内に広がっていながらも、ご自身の目では直接見ることができない遠い遠い部位……黙して語ってこなかったのではなく、黙して語ってこなかったようにみなしてきただけのことなのでしょう。背中には本当にたくさんの情報が横たわっています。ためしに風景にかこつけてみますと、たとえば地形のような起伏、土壌のような色合・肌理、草木のような体毛、動物の足跡のようなホクロ・シミ、そしてご自身も忘れていたような傷痕の凹凸……適切な表現ではないかもしれませんが、刺青・タトゥーのようにもはっきりと刻まれているご自身のお背中の〝語り〟に、まずは寄り添っていただきたい。そして他の部位 ―― 手や口や足や心などなどを用いて、背中の語りを代弁してあげてほしい。文字でも、文様でも、絵でも、QRコードを貼りつけた動画や、音楽でも、何でも大丈夫です。お背中をそのまま紙と見立てていただいても、キャンバスと見立てていただいても、それは自由です。ダンスホールのように見立てて、背中と一緒に踊っていただいても構いません。背中のすぐそこには心臓もございますので、ドックン♪ ドックン♪ ドックン♪ ドックン……心拍のようなリズムに合わせて踊ってもらっても構いませんし、もちろん踊らなくても構いません。「踊りたくない」と背中が語っているのでしたら、それはそれで……
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