新型コロナウイルスについて

 新型コロナウイルスについてご質問をお受けする機会が増えておりますので、この場でもきちんとお答えしておきます。

 ・ 37.5度以上の発熱

 ・ これまでに経験したことのないような強いだるさ(突発的な倦怠感)

 ・ 息苦しさ(呼吸困難)

 上記三つの症状がある方につきましては、公衆衛生の観点から現在治療をお断りしており、各自治体の保健所に設置してある「帰国者・接触者相談センター」に電話にてご相談することを勧めております。

 すでに検査で陽性になったことのある方につきましても、陰性後も再び陽性になるケースが出てきておりますので、当面はお断りいたします。

 なお、新型コロナウイルスに感染しない、もしくは感染しても重症化しない予防のためには、ハリとお灸は効果があるというように、現時点で院として感じております。あくまで「現時点」です。

 今回のウイルスはまだ解明しきれていない「新型」ですので、これまでハリ灸が何千年も前から残ってきているという「過去」があったとしても、断定まではしかねます。誇張はいたしません。

 当院に通院されている患者さんの中には、心疾患や糖尿病を持病としてお持ちであったり、ご高齢だったりする方もいらっしゃいますが、まだ誰一人として新型コロナウイルスにもインフルエンザウイルスにも感染した症状は「現時点」で出ておりません。風邪をひいても「現時点」で長引かせておりませんが、この先のことはわかりません。

 ハリ灸の治療の性質を古より表してきた〝未病治(病になる前に治す)〟という言葉も、この先どこまで残り続けるのかわかりませんが、体の内側の機能を高めておく予防においては、マスク・手洗い・うがいよりさらに有効であることは断言できます。

(※ なお、うがいなら鼻うがいがおすすめです。ウイルスが付着しやすいのどの奥の上咽頭まで洗い流せます)

 マスクが品薄になっているからこそ、自分自身の体内の血行をきちんと巡らしておく。 冷えもコリも滞りも放っておかない。口・鼻だけを覆うマスクのみならず、自分自身の体全体そのものをマスクにしていく必要がございます。

 最近よく耳にする言葉をあえて使わせていただくと、〝免疫機能〟を安定させ、ウイルスをはね返す。もしくは受け流していくための予防として、ぜひハリ灸の全身治療をご活用ください。

(※ ハリ灸の全身治療をきちんと行ってくれる治療院があるなら、何もさいたままでおこしいただく必要はありません)

 感染症(病)にかかった後でもハリ灸で治せる〝既病治〟まで断言される治療家もいらっしゃるかもしれませんが、病の進行が速いことが多い上に、まだ解明しきれていない新型でございます。

 救急的かつ対症療法的な治療をまずは病院の方で一刻も早くお受けになるべきと当院は考え、上記のように対応させていただくようになりました。発症した方々も〝完治〟して、ハリ灸をいっしょに楽しめる日常がまた戻ってくることを願いまして。

2020 / 3 / 1 

追記

 ただ、〝持病〟というのは、この東洋医学側からすると非常にあいまいなものだとも思われます。

 わかりやすい心電図やMRIや血液検査等では明らかにならない持病というのもあるでしょうし(いわゆる〝不定愁訴〟もここに含まれます)、そもそも本人がそこまで自身の身体を自覚・認識できていない可能性もございます。

 厚生労働省が注意をうながす持病がない方でも、〝持病〟をお持ちの方はいらっしゃるでしょうし、そういった持病の例外こそが新型肺炎の患者の様々なパターンを発生させているようにも思います。

 危機感にあおられすぎて心身を乱す前に、まずはきちんと自分の身体の状態を知り、その状態を整えておく。

 少なくとも自身の身体についてなるべく正確に知っておこうとする構えこそが、最初の予防であり、最大の予防にもなりうると感じます。

 西洋医学の機器だけではなく、脈を診たり、舌を診たり、お腹を診たり、指先の冷えを診たり……と、一見アナログ的な東洋医学のヒトの手や目の方でも、きちんと診療を受けておくべきでしょう。〝持病〟は意外と表面にこそあらわれていることも多々ございます。

 上の本文の方でもすでに申し上げたとおり、さいたままで無理にお越しになる必要はございません。

 全身治療をしてくれるお近くの治療院でいいと思いますので、ぜひ最初であり最大の予防をお早めに。

2020 / 3 / 5

追記の追記

もう一つ。ご来院いただいている方にはすでにお伝えしてありますが、マスクをおつけになったまま治療を受けられても当面は構いませんので、どうぞよろしくお願いいたします。

2020 / 3 / 7

追記の追記の追記

「西洋医学アドバイザー」とも昨晩話しましたが、やはりもう少しPCR検査を拡大した方がいいのかもしれません。施設のキャパシティの問題等があるにせよ、抗インフルエンザウイルス薬として大量に国に備蓄されているアビガンも投与が遅くてはさほどの効果は望めないのでは。軽い症状の患者を自宅でそのまま籠らせておくより、早めに服薬だけさせて自宅で療養させる方がよりベターではないでしょうか。上の文面で 「帰国者・接触者相談センター」 への電話を勧めてはおりますが、保健所の方で検査を踏みとどまらされているケースもあるようです。

 重症化してからではやはり遅く、「完治」や「退院」といっても、再陽性化や、肺が繊維化することによる肺活量低下等の後遺症も常識的に十分に考えられます。その点において若い人も警戒が必要でしょう。もちろん全員が全員そうなるわけではありませんし、「持病」の有無はここでもかかわってくるのでしょうが、にしても、この国の感染者数は少なすぎます。死者数も少なすぎると見ていいかもしれません。

  この国の感染者数の少なさのみならず、死者数の少なさにも、医療体制がしっかりしている、衛生管理が行き届いている――というような見方だけで結んでしまっていいのでしょうか。疑問に感じている方も少なくないはずです。現に当院にご通院いただいている患者さんも疑問に感じているからこそ、院長もこのようにいっそう疑問に感じるようになったしだいです。

 公にされている通り、もともと肺炎は死因の第五位であり、高齢者においてはさらに順位が高くなる疾患です。もちろん「旧型」ということになっているのでしょうが、死後の検査によって「新型」であることが判明したケースも出てきていることから、「旧型」の中にも「新型」がいらっしゃる可能性も少しは念頭においていいのでしょうし、そもそも今欧州で猛威をふるいだしている「新型」ともまったく同じ新型なのでしょうか。日に日に、あるいは分分、深刻化している状況の欧州を知って、別の型のようにも感じられてくるくらいです。

 院長も十代の頃に3ヶ月ほどスペインに留学していましたので、たしかにハグもろもろの「濃厚接触」が風習としてあることはわかりますが、本当に同じ新型肺炎なのでしょうか? 患者数を重ねていく等により、変異していっている可能性もなくはないのでしょうーーという見方まではさすがに西洋医学アドバイザーの受け売りですが、致死率の高い欧州の新型とこの国の新型とは、本当に同じ新型なのでしょうか。性状の少し異なる「新型」なのかもしれませんし、今後この国でもさらに肺炎そのものが別の「新型」になっていくおそれもあるかと。「新型」の再輸入も含めまして、引き続き警戒していくべきでしょう。

(少しきつい文面にな(らざるをえなくな)ってしまったので、空いた時間におそらくまた追記を下に重ねていくことになるかと思います。肩や首が凝らない程度の警戒を。凝りは血行を阻害して、かえって体力を損なわせますので)

2020 / 3 / 23

追記の追記の追記の追記

 いくら「新」しい「型」になっていったところで、こちらは数千年も前から続いているハリとお灸でまずはきちんと準備をしておきましょう。準備が心の免疫も高めます。これまで以上にお体に気を遣われている方が当院でも多くなっており、午前中の患者さんも今年は花粉症の症状がほとんど出なくなっているそうです。「禍福は糾(あざな)える縄の如し」という故事は数千年前の『史記』という読み物の中にすでにございます。

2020 / 3 / 23 お昼休み