「緊急事態宣言」を受けての当院の対応につきまして

政府の方から「緊急事態宣言」が昨晩( 4 / 7 )出され、その対象にこの埼玉県も入っております。埼玉県からはまだ何の要請も受けておりませんが、院として以下の点を独自に取り決めます。

・ ご紹介の無い新規の患者様の治療は当面お断りいたします。

(※ すでにご予約いただいている方の治療は、キャンセルのお申し出がないかぎり、責任をもってあたらせていただきます)

・ 既存の患者様のお体の状況によっては、治療間隔の拡大をこちらから提言するかもしれません。

(※ 三日おきや一週おきにご来院の患者様も少なくないので、最大一ヶ月まで間隔を拡げるようご提案するかもしれません。「一ヶ月」というのは諸病の予防のための最低頻度です。回数券の使用期限も当面「無期限」とします)

・ 患者様同士がなるべく隣り合わないよう時間の調節をいたします。

(※ 30分単位でご予約を刻ませていただくことがございます。致し方なく隣り合った場合には、こまめな換気と、厚手のカーテンできちんと仕切ります)

・ 寒くないかぎりは換気を続けながら治療を行います。消毒等の衛生管理も今いちど徹底してまいります。

 これは患者みなさまにというより、行政に対してという形になるかもしれませんが、院個体としましては休業補償などはどうでもいいです。人命や身体の前では本当にどうでもよく、何より患者様のお体を一番に考えております。考えるべき業態です。

 せっかくここまで好転なり持続なりしてきた患者さんのお体が、治療を中止したことにより悪化し、ましてやウイルス等に蝕まれてしまう事態になった時には、いったい誰が補償してくれるのか。そのような想いで今はとくに取り組んでおります。

 もちろん院長個人も未曾有のウイルスは怖く、数千年のハリ灸の歴史をもってしても怖いことに変わりがないままです。

 すみやかに休業したい気持ちにかられることも正直あるのですが、一度好転し出した患者さんのお体の流れを止める権限は、誰にもございません。院長にもございません。政府にも行政にもないと思います。患者様ご自身にとりましてもないものなのかもしれません。

 それほどまでに尊いものだと一貫して感じております。止まった流れを再び動かすのもまた、非常に非常に難しいのです。

 ですから、一度始めたからには最後まできちんと伴走します。伴走できるように、ハリ灸をお受けになる皆さま以上の健康意識をもち、うがい、手洗いに加え、鼻うがい、自己治療にもつとめてまいりますので、

 引き続きのご理解とご協力をいただければ幸いに存じます。

2020 / 4 / 8 院長